ワキガ手術を受けた後に「以前とは違うニオイがする」「臭いが強くなった気がする」と感じませんか?
これが一般的に「術後臭」と呼ばれる現象です。
実際には、もともとのワキガ臭が残っている場合もあれば、手術をきっかけに皮脂臭や加齢臭など別の体臭が目立つようになることもあります。
術後臭とは
術後臭とはワキガ治療を行ったにもかかわらず、その後一定期間後に自分の体臭が再発生したと感じることです。
その症状としては、以下の4パターンです。
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以前に自分で感じていたワキガ臭が、治療を受けていた場所付近から再び感じるようになった。
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以前に自分で感じていたワキガ臭が、治療を受けていない場所から発生するようになった。
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以前に自分で感じていたワキガ臭ではない体臭が、新たに感じられるようになった。
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自分のワキガ臭に対して以前にあった「鼻啜り」「咳き込み」「鼻をつままれる」等の周りの人の反応が、再び見られるようになった。
(自身でニオイを感じているかどうかにかかわらず)
医学的には「術後臭」という診断名はありませんが、患者さんの間では広く使われている言葉です。
これは、手術でワキガ臭が軽減されたにもかかわらず、新たな体臭や心理的な要因によって不安が強まることで生まれる現象と考えられます。
ワキガ治療後に再び体臭を感じるケース
治療直後は改善を実感しても、時間が経つと「やっぱり臭う」と不安になるケースがあります。
これは手術効果の限界や、別の体臭が目立ってきたためと考えられます。
病院で「気のせい」と言われる
医学的にはワキガの原因が取り除かれているため、医師からは「気のせい」「成功している」と説明されることが多いです。
しかし患者本人が感じる不安は、決して軽くはありません。
どこへ行っても「気のせいです」と言われる方も多く、ただ悶々と悩み続けるばかりです。
術後臭は本当に存在するのか?
はっきりと定義づけはされていませんが、「ワキガ以外のニオイを術後に意識する」現象は確かに存在します。
理由は当社の見地ですが、体臭の悩みという問題への捉え方が「ユーザーがどう思っているか」という側面と「第三者がユーザーの体臭をどう思っているか」という側面の二方向に立脚しているからです。
それらの観点から見る術後臭の実態を見てみましょう。
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脇の下にのみアポクリン腺が存在していて切除手術なりの治療を施したが、その治療の不手際でアポクリン腺が残ってしまっている。
そのニオイは過去に自身で感じたモノと同じものである。 -
脇の下にアポクリン腺があって過去に於いては、それだけがワキガ臭の原因だった。
しかし脇の下のアポクリン腺を完全に除去したことでカラダの別な部分のアポクリン腺からワキガ臭が発生するようになってしまった。
そのニオイは、過去に自身で感じていたモノと同じものである。若しくは別のものである。 -
脇の下にアポクリン腺があって過去に於いてはそれが悩みのタネであったが、今は切除しているのでかつてのワキガ臭は無くなった。
しかし別のタイプの体臭が発生するようになって、それが第三者に感知され、または指摘され、新たな悩みとなった。 -
脇の下にアポクリン腺があって過去に於いてはそれが悩みのタネであったが、今は切除しているのでかつてのワキガ臭は無くなった。
しかし別のタイプの体臭が発生していると自分自身で感じている。
ただし、第三指摘されたことが無い。
それでも第三者のニオイに対する反応は、自身が原因だと思う。
術後臭とワキガ治療の関係
術後臭の問題は、ワキガ手術そのものと深く関わっています。
ワキガの手術はアポクリン腺を減らすことで効果がありますが、必ずしもすべてを取り除けるわけではなく、また別の体臭までは防げません。
そのため、治療後に「別のニオイ」を感じる人が出てくるのです。
専門医が語る「ワキガの定義」
専門医によると、ワキガとは「本人が自覚でき、周囲も指摘するレベルのニオイ」とされています。
つまり、本人の感覚と周囲の反応の両方が重要であり、術後臭は客観的に判断が難しい問題といえます。
ワキガ臭と刺激臭の違い
ワキガ臭はアポクリン腺から分泌される汗と皮膚上の菌が作用して生じるニオイで、鉛筆の芯臭、硫黄臭、生臭い、ケモノ臭など特徴的ではありますが、人によってタイプは様々です。
一方で術後に発生する可能性のある、PATMに伴う刺激は鼻やのどの粘膜をムズムズ、イガイガさせる刺激感で、ニオイを伴わない場合もあります。
つまり、臭いの種類や周囲への影響の仕方が根本的に異なるのです。
この違いを理解することが、適切な対策を選ぶ第一歩になります。
ワキガ手術で解決できるケースとできないケース
剪除法(せんじょほう)などの手術でアポクリン腺を取り除けば、ワキガ臭は改善します。
しかし、残った汗や皮脂による体臭は別問題であり、これが「治っていない」と感じる原因になります。
よくある術後臭のタイプ
術後臭にはいくつかのパターンがあり、
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残ってしまう臭い
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新たに出る臭い
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心理的な要因
などが関係しています。
代表的なタイプを整理しておくと、自分の状況を理解する手助けになります。
もともとのワキガ臭が残っているケース
ワキガ手術は臭いの原因となるアポクリン腺を減らす治療ですが、必ずしも完全に取り除けるわけではありません。
そのため、術後も多少ワキガ特有の臭いが残ることがあります。
ホルモンの変化や残った腺の働きによって再び臭いが目立つこともあります。
新たな体臭が強くなったと感じるケース
術後に「これまでと違う臭い」が出てきたと感じる人もいます。
アポクリン切除をしたために皮脂や体液の流れが変わったことによる場合が多いですが、それ以外の理由、例えば、皮脂の分泌過多による表皮上での酸化の増大、腸内環境の乱れなども原因となります。
脂臭さや加齢臭が目立つようになる
ワキガ臭が減った分、皮脂の酸化臭や加齢臭が気になることがあります。
特に食生活やストレスで皮脂バランスが崩れると、臭いが強まりやすくなります。
自分でニオイを探してしまう心理的要因
「本当に消えたのか」と不安になり、自分で臭いを探して強く感じてしまうことがあります。
実際には軽度でも、心理的に増幅されるケースです。
他人から指摘はされないのに悩むケース
周囲は気にしていないのに、自分だけが臭っていると感じる人もいます。
これは自己臭恐怖に近く、精神的なサポートが必要になる場合もあります。
自己臭恐怖症については「そのニオイは思い込み!?自己臭恐怖症とは一体...」をご覧ください。
脇以外の部位からニオイがするケース(デコルテ・下半身など)
術後は脇の臭いが減った分、デコルテや下半身など他の部位の臭いが気になることがあります。
汗や皮脂の分泌バランスが変わることで、別の部位が強調されるケースです。
術後臭とPATMの関係
術後臭に悩む方の中には、「周囲の人が咳やくしゃみをする」「嫌がられる気がする」といった状況に直面することがあります。
これはPATM(People Are Allergic to Me症候群)と呼ばれる現象と関連づけられるケースがあります。
医学的に明確な因果関係は証明されていませんが、術後に体内の代謝バランスが変化し、独特の臭気やガスが発生することで、周囲が刺激を受ける可能性は否定できません。
術後臭とPATMは別々の概念ですが、互いに重なり合うことで、本人の苦痛が大きくなるのです。
PATMについては「PATM(パトム)でお悩みの方へ」をご覧ください。
PATMが術後に強くなる理由とは?
術後にPATMが強く感じられる理由の一つは、体内の代謝変化です。
手術後は一時的に自律神経やホルモンのバランスが崩れやすく、腸内環境も乱れがちです。
これらが揮発性物質の増加を招き、体外に放出されると周囲の刺激につながります。
また、術後は「他人の反応に敏感になる心理的要因」も加わり、症状が強くなったと感じやすい傾向があります。
ワキガ手術が必要かどうかを見極めるポイント
ワキガ手術は「本当に臭いの原因がアポクリン腺にあるのか」を見極めることが重要です。
臭いが化学的・刺激的である場合は、術後臭やPATMの可能性も考えられるため、手術では改善しません。
逆に、腋の下を中心に独特の臭いが強い場合は、ワキガである可能性が高く、手術が効果を発揮します。
臭いの種類・発生部位・周囲の反応を丁寧に観察することが、手術に踏み切るかどうかの判断材料となります。
術後臭で悩んでいる方へ
術後臭は非常にデリケートな問題で、他人に理解されにくく、孤独感を伴いやすい悩みです。
しかし、原因を切り分けて整理すれば、改善の糸口を見つけることは可能です。
生活習慣の見直し、腸内環境の改善、ストレスコントロールなど、日常的なケアで軽減できるケースもあります。
一人で抱え込まず、正しい情報を集めて少しずつ試すことが大切です。
心のケアも忘れずに
術後臭やPATMの悩みは、身体だけでなく心にも大きな影響を及ぼします。
「周囲から嫌われているのでは」と感じて、対人関係を避けてしまう人も少なくありません。
こうした心理的負担は症状をさらに悪化させる悪循環につながります。
体臭に詳しくないカウンセラーや精神科医に相談すると「気のせい」等と言われるケースも多いようです。
当社では体臭検査を行い、正確な状況を把握した上で、気持ちの部分のサポートもしていきます。
心の健康を保ちながら取り組むことで、改善への道がぐっと近づいていきます。
ケアで改善できるケースと医療が必要なケース
生活習慣の改善(食生活、腸内環境、睡眠、ストレス管理)で臭いが軽減するケースは少なくありません。
例えば発酵食品の摂取や腸活は、体臭改善に効果を示すことがあります。
本当に「術後臭」なのか確認する方法
まずは、臭いの種類とタイミングを記録することが有効です。
どんな場面で強くなるのか、どのような臭いかを客観的に把握することで、ワキガ臭・生活習慣由来の体臭・術後臭の切り分けがしやすくなります。
曖昧に「術後臭かも」と思い込むより、具体的な確認作業を通じて原因を特定することが、改善の近道になります。
「術後臭」なのか確認する方法として体臭検査を受けるという方法もあります。
当社では簡単で分かりやすいプロセスを通じて、体臭やワキガの可能性を検査できるサービスを提供しています。
その流れをご紹介します。
検査プロセスの流れ
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申込~検査キットが届く
当サイトからお申込いただきます。
2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。 -
検査用Tシャツの着用~返送
検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。 -
結果到着~実践
約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
検査後のアフターフォローは無料です。
改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!
ワキガ検査を申し込んだ方のお声
実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
検査をして正確に判断しよう!
当社の体臭検査では通常の体臭検査に加え、オプションでワキガの検査を無料で実施しております。
ワキガの可能性を心配されていて詳しく知りたい方は、体臭検査ご購入の際に「ワキガについて詳しく検査」の項目にチェックを入れて下さい。
このオプションを選択されても追加費用はかかりません。
体臭検査(ワキガについて詳しく検査)を選ぶと分かること
1)体臭全体の強さ(6段階評価)
2)体臭全体の不快度(6段階評価)
3)ワキガ臭のタイプを含む体臭全体のイメージ
4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安(全体体臭よりワキガ臭の方が強ければ、その到達距離)
5)ワキガ臭の強度(弱・中・強の3段階評価)
6)体臭やワキガ臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ
7)体臭やワキガ臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向
8)体臭およびワキガ臭の改善策
検査の内容
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部分感応検査
40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。 -
部分強度測定
身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。 -
ガス検知管検査
特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。 -
GCMS臭気物質分析
高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。 -
pH測定
分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。 -
全体感応検査
体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。 -
消臭原料生成
臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。 -
消臭実験
検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。 -
洗浄実験
ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。
検査結果と改善プログラムは、データシートで届きます
改善プログラムについて
当社のワキガ検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。
1)体の中から体臭改善を目指す!食生活のご指導
2)最適な退臭石鹸と体の洗い方で実践する体表の消臭ケア
3)カスタムメイド洗剤と個別の洗濯方法で行う衣類の消臭ケア
改善プログラムその1
ワキガ臭は食べ物に影響されやすい体臭。
体臭改善の方法論をご提案!
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過酸化脂質コントロール
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体内pH調整
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腸内フローラ育成と便の調子を整える腸内環境改善
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肝臓や腎臓のデトックス最適化
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特定食物の体臭への影響に関するご指導
食生活等のライフスタイルのヒアリングと、分泌物検査結果を元に最適な改善策を順序立ててご指導します。(自然食品でのご指導)
改善プログラムその2
アポクリン腺内外の殺菌も重要! 体表ケアの方法論
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体臭原因物質除去石鹸をセレクトしてプレゼント
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入浴方法のご指導
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体の洗い方のご指導
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入浴法以外の体表ケアの方法とアイテム紹介
お風呂上がりから体臭が気になる人は、汗腺皮脂腺の出口にこびり付いているニオイ物質が問題。
即効性のある体臭対策です。
改善プログラムその3
第三者に感知されない!
ワキガ臭物質除去のための衣類消臭方法論
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ユーザー専用のカスタムメイド洗剤を製造してプレゼント
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長期抗菌と汚れ・ニオイを完全除去するオリジナル粉末洗剤をプレゼント
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状況に合わせた個別の洗濯方法を構築して、マニュアルでご指導します
体臭原因物質は通常洗濯では落とすことができず、次々と蓄積して体臭ボリュームを増大させます。
衣類消臭は一番簡単な改善策です。
こんな悩みがあるなら「ワキガについて詳しく検査」を選びましょう
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以前とは違うニオイがする
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手術したのに臭いが強くなった気がする
当社の体臭検査では通常の体臭検査に加え、オプションでワキガの検査を無料で実施しております。
ワキガの可能性を心配されていて詳しく知りたい方は、体臭検査ご購入の際に「ワキガについて詳しく検査」の項目にチェックを入れて下さい。
このオプションを選択されても追加費用はかかりません。