脇のニオイが気になると、多くの人はまず制汗剤やワキガクリームを手に取ります。
ところが同じアイテムを使っても、手応えのある人とまったく変わらない人がいます。
理由はシンプルで、ひと口にワキガ臭といっても、ニオイのもとになる物質が人によって違うからです。
当社はこれまで累計5,000件の体臭検査データをGCMS(ガスクロマトグラフィー質量分析)で解析したところ、ワキガ臭は大きく4つのタイプに分かれ、タイプごとに合うアプローチが変わることが分かりました。
自分がどの方向のニオイなのかを知ることが、遠回りしない対策の出発点になります。

日本人の約5%、630万人にワキガ臭があると言われる
体臭検査を受けるのは、自分の体臭に悩んでいる方が中心です。
そのため検査ユーザーの中でワキガ臭のある方の比率は、日本人全体での保有率より高くなります。
悩んでいる人が集まる場だからこそ、当然と言えば当然です。
一般には、日本人でワキガ臭のある人は約5%、人数にすると630万人と言われています。貸衣装のメンテナンスを手がけていたころの体感では10%近くあるように思っていたのですが、体臭に悩んでいない人も含めてランダムに5,000人を調べない限り、本当のところは分かりません。
今のところは5%を目安にしておきましょう。
ワキガ臭は「ひとつのニオイ」ではない
ワキガ臭は、アポクリン腺から出た分泌物が菌に分解される過程で生まれます。
よく知られているのは3-メチル-2-ヘキセン酸(3M2H)という物質ですが、実際のワキガ臭がこの1種類だけでできているわけではありません。
今回の調査では、皮脂や汗などの分泌物を採取し、GCMSで含まれる物質を1つずつ特定しました。
その結果、どんな物質が、どれくらいの量とバランスで含まれるかによって、ニオイの印象が大きく変わることが分かっています。
原因物質で分かれるワキガ臭の4タイプ
ワキガ臭の原因となるニオイ物質をカテゴリー分けすると、次の4つの方向性に整理できます。
1)硫黄系のワキガ臭
メルカプタン類やチオール類など、硫化物の臭気が表立つタイプです。
温泉やタマネギ、ゆで卵を思わせるニオイに近づきます。
2)スパイシー系のワキガ臭
刺激感のあるアルデヒドやケトン類が原因になるタイプです。
鉛筆の芯、クミン、金属のようなニオイはここに属します。
3)動物臭系のワキガ臭
牛やヤギを思わせるニオイが表立つタイプです。
主に短鎖脂肪酸が原因になります。
4)生臭い系のワキガ臭
アミン類やピロール類といった窒素系の物質が主な原因になるタイプです。
魚介の生臭さに近い印象になります。
実際には混ざり合った「混合臭」が当たり前
4つにきれいに分かれるわけではありません。
カテゴリーには重なり合う部分があり、複数の特性を併せ持つ複合的なワキガ臭も珍しくありません。
重なり具合によって、ニオイの印象は少し、時には大幅に変わります。
またこれらの物質は、ワキガ臭を持たない人から検出されることもあります。
それでもワキガ臭のタイプを決めているのが、この特殊性の高い臭気グループであることは、試薬と比べた感応評価の結果から明らかになっています。
男女で出やすいタイプが違う
男女別に見ると、男性では動物臭の原因物質、女性ではスパイシー系の物質の検出が多く、実際に嗅いで判定した感応評価とも一致していました。
さらに男女とも、1人あたり1.8グループ以上の複数検出がありました。
これは検査ユーザー全体の数値である0.75グループを大きく上回ります。
ワキガ臭のある人は、それだけ複数の系統のニオイ物質を抱えているということです。
「家族と同じニオイのはず」と考えがちですが、性別や体質によって出やすい物質は変わります。
タイプごとに変わるワキガ臭の対処法
ワキガ臭のタイプが分かると、対策の方向も決まります。
ポイントは「体に使うアイテムの性質」と「衣類にたまったニオイを落とすこと」の2つです。
どちらもニオイ物質の性質に合わせて選ぶ必要があり、ここを外すと手応えが出にくくなります。
ニオイ物質のpHに合わせてアプローチする
先ほどの原因物質のうち、硫黄系は主に酸性の物質です。
生臭さの原因になるのはアルカリ性の物質が中心になります。
動物臭系とスパイシー系は中性域の物質が多くなりますが、いずれもイオン交換が可能な物質なので、極性を持つアプローチ剤を使えば無臭化ができます。
逆に言えば、相性の合わないケアをいくら重ねても、狙った手応えは得にくくなります。
市販のアイテムを次々に試しても変化を感じられない場合、ニオイ物質とアプローチの方向がかみ合っていない可能性があります。
見落とされやすい「衣類の蓄積臭」
ワキガ臭というと、制汗剤やワキガクリームでの対処だけを考える方が多いのですが、同じくらい大事なのが衣類にたまったニオイを落とすことです。
ワキガ臭が蓄積した服は、袖を通した瞬間からニオイ物質の発露が始まります。
体をどれだけ丁寧に洗っても、着るものが元のままではニオイは戻ってきます。
しかも体臭の原因物質は、通常の洗濯では落としきれずに少しずつ残り、洗うたびに蓄積していきます。
自分のワキガ臭のタイプを見極め、臭気物質のpHに合った洗い方やアイテムを選ぶこと。
これが遠回りに見えて、確実な対策になります。
対処の前に「本当にワキガ臭なのか」を確かめる
自分のワキガ臭がどんなニオイなのかを知る前に、そもそもアポクリン腺由来のワキガ臭が本当にあるのかを確かめる必要があります。
実際、ワキガ臭に悩む方の46.6%は、検査をしてもワキガ臭が検出されませんでした。
「親にワキガ臭があるから」「他人に言われたから」という理由だけで、自分にワキガ臭があると決めつけてしまっている方がたくさんおられます。
酸っぱい汗のニオイや皮脂のニオイなど、誰にでも起こりうる体臭を取り違えているケースもあります。
思い込みによる悩みについては、こちらのブログ記事も参考にしてください。
もし違っていれば、治療や手術はもちろん、ワキガクリームの出費まで無駄になりかねません。
まずはしっかり調べてみることをおすすめします。
自分のニオイタイプを知ることが、対策の出発点になる
ワキガ臭は、含まれるニオイ物質の種類とバランスで印象が決まります。
硫黄系・スパイシー系・動物臭系・生臭い系という4つの方向性を知っておくと、自分のニオイを言葉にしやすくなります。
ただし人の鼻は自分のニオイに順応してしまうため、自己判断には限界があります。
分析でニオイ物質を特定できれば、どの性質のアイテムを選ぶべきか、どこをケアすべきかがはっきりします。
思い込みのまま対策を続けるより、まずニオイの正体を知るほうが近道です。
当社の体臭検査では、あなたのニオイタイプに合わせた改善プログラムまでご提案しています。
検査の流れは次のとおりです。
検査プロセスの流れ
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申込~検査キットが届く
当サイトからお申込いただきます。
2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。
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検査用Tシャツの着用~返送
検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。
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結果到着~実践
約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
検査後のアフターフォローは無料です。
改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!
体臭検査を申し込んだ方のお声
実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
検査をして正確に判断しよう!
当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。
体臭検査を選ぶと分かること
1)体臭全体の強さ(6段階評価)
2)体臭全体の不快度(6段階評価)
3)タイプを含む体臭全体のイメージ
4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安
5)強度(弱・中・強の3段階評価)
6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ
7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向
8)体臭の改善策
検査の内容
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部分感応検査
40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。 -
部分強度測定
身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。 -
ガス検知管検査
特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。 -
GCMS臭気物質分析
高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。 -
pH測定
分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。 -
全体感応検査
体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。 -
消臭原料生成
臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。 -
消臭実験
検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。 -
洗浄実験
ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。
検査結果と改善プログラムは、データシートで届きます
