PATM(People Allergic To Me)は「自分のそばにいる人が咳き込む、鼻をすすられる」といった現象で、多くの人が強い悩みを抱えています。
ところが、病院に相談しても「気のせい」と片付けられてしまい、どこに行っても理解されないという声が後を絶ちません。
医師がPATMを理解していない現実
PATMは医学的にも明確な原因や定義が確立されていない現象のため、皮膚科や内科に行っても「病気ではない」と言われてしまいます。
心療内科でも「気のせい」と片付けられることが多く、本人の苦しみは十分に理解されていません。
どの診療科に行っても「気のせい」と言われる
PATMに悩む人の多くが、皮膚科・内科・耳鼻科・美容外科・ワキガ専門外来など様々な診療科を訪れています。
ところが、どの医師に相談しても「そんな病気は存在しない」「気にしすぎだ」と言われてしまうのが現実です。
テレビやネットで取り上げられることはあっても、医学的な疾患として認知されていないため、本人は門前払いを受けやすい状況にあります。
心療内科でさえ本質的な理解はされていない
PATMを知っている数少ない医師は心療内科に多いですが、診断内容は「気のせいだから気にしないで」といったものにとどまります。
実際に鼻すすりや咳き込みなどの反応を患者自身が目の当たりにしているのに、それを一蹴されてしまうと、かえって絶望感が強くなってしまいます。
民間療法には注意が必要
「病院がダメなら…」と藁にもすがる思いで民間療法に頼る人も少なくありません。
しかし「脳波」や「生体電流」といった根拠の乏しい説明で高額な施術を行うケースもあり、むしろ混乱を招くことがあります。
PATMに対して現時点で確立した治療法はないため、怪しい療法には注意が必要です。
PATMの正体は「分泌物の揮発」
PATMは病気ではなく、体臭の一種であると当社では認識しています。
なぜなら鼻すすり等の周りの反応は、分泌物に含まれる刺激感物質が原因であるからです。
分泌物には例えば汗のニオイや加齢臭の元になるニオイ物質も含まれています。
ですから、PATM反応を促す物質も加齢臭等の一般的な体臭物質も、発露のメカニズムは全く同じです。
そして、その体から出る微量な刺激感物質が空気中に揮発し、周囲の鼻や喉を刺激していると考えられます。
ただし影響範囲はせいぜい数メートル程度で、遠くの人まで反応することはありません。
思い込みが強いストレスを生み、悪化を招くこともあります。
分泌量はごくわずか、それでも反応が出る理由
体から分泌されるPATM物質はごく微量です。
しかし、嗅覚はごくわずかな物質でも感じ取れる「閾値」という仕組みがあります。
たとえばイソブチルアルデヒドなどの刺激性物質は、わずか数ppmで強い反応を引き起こすことがあります。
量が少なくても、相手に影響を与えることは十分にあり得るのです。
体臭が届く範囲までしかPATMは影響しない
とはいえ、PATM物質が体からどこまでも飛び続けるわけではありません。
通常は体臭と同じく、届く範囲は1.5〜4m程度と考えられます。
それ以上離れた人が咳き込んだりしても、あなたのせいではない可能性が高いのです。
この事実を知るだけでも、過度に自分を責めずにすむはずです。
「自分のせい」と思い込むことがストレスを悪化させる
周囲の反応をすべて「自分のせいだ」と考えると、大きなストレスになります。
ストレスは汗や皮脂の分泌を増やし、かえって症状を悪化させる悪循環を生みます。
だからこそ「影響範囲には限界がある」と知り、冷静に受け止めることが大切です。
蓄積が反応を強める仕組み
衣類に物質が蓄積すると、反応がより広範囲に及びます。
新品の衣類では1.5m以内の反応が、普段着では2〜4mまで広がる例も。
洗濯で完全に除去できないことが原因です。
衣類ケアは改善の重要なポイントです。
検査用Tシャツと私物の大きな差
体臭検査で使用する「まっさらなTシャツ」と、普段着ている衣類とでは、PATM反応の出方が大きく違います。
検査用Tシャツでは1.5mまでしか反応が出なかった人でも、私物の衣類では2〜4mも反応が広がるケースがあります。
これは衣類に分泌物や刺激性物質が蓄積しているためです。
洗濯しても残る刺激物質の正体
市販のジェルボールや濃縮洗剤で洗濯しても、衣類には「臭気物質」や「刺激物質」が残留することがあります。
更には、そういう製品に含まれる石油由来成分が刺激感を増長することもあります。
こうした成分が積み重なり、体から分泌される微量な物質と合わさることで、反応がより強く、遠くまで届いてしまうのです。
衣類の改善で反応が劇的に減るケース
実際に、衣類を「無臭・低刺激」の状態に整えるだけで、PATM反応が大きく減った人もいます。
衣類が清潔で刺激物質が少なければ、ストレスも軽減し、結果として分泌量も減る。
こうした「好循環」を生み出すことが改善への第一歩です。
改善の第一歩は「現実的な対処」
病院での治療は難しくても、生活習慣や衣類の工夫で改善は可能です。
洗剤選びや食生活の見直し、ストレスを減らす取り組みが、PATMの反応を和らげる第一歩になります。
医師に頼れなくても取り組めることがある
現状、病院に行ってもPATMを治療することは難しいのが現実です。
しかし「無力だ」とあきらめる必要はありません。
自分の体臭や衣類の状態を正しく把握し、改善できる部分から取り組むことが可能です。
衣類・生活習慣の見直しから始める
無臭の洗剤や天然由来のケア用品を使い、衣類に物質を蓄積させないこと。
さらに食生活やストレスケアによって分泌を減らすことも有効です。
小さな積み重ねが、確実に周囲の反応を変えていきます。
少しの改善がストレスを減らし、好循環をつくる
「反応が減った」と実感できれば、それだけで心の負担が軽くなります。
ストレスが減ることで分泌も減り、さらに反応が減る――。
この良いサイクルをつくることが、改善のカギです。
お医者さんに行って「なんでわかってもらえないの!」「なんで何も感じないの?」と嘆く前に、PATMについて検査してみませんか?
当社の体臭検査では通常の体臭検査に加え、オプションでPATMの検査を無料で実施しております。
PATMの可能性を心配されていて詳しく知りたい方は、体臭検査ご購入の際に「PATMについて詳しく検査」の項目にチェックを入れて下さい。
このオプションを選択されても追加費用はかかりません。
検査プロセスの流れ
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申込~検査キットが届く
当サイトからお申込いただきます。
2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。
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検査用Tシャツの着用~返送
検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。
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結果到着~実践
約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
検査後のアフターフォローは無料です。
改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!
体臭検査を申し込んだ方のお声
実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
検査をして正確に判断しよう!
当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。
体臭検査を選ぶと分かること
1)体臭全体の強さ(6段階評価)
2)体臭全体の不快度(6段階評価)
3)タイプを含む体臭全体のイメージ
4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安
5)強度(弱・中・強の3段階評価)
6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ
7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向
8)体臭の改善策
検査の内容
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部分感応検査
40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。 -
部分強度測定
身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。 -
ガス検知管検査
特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。 -
GCMS臭気物質分析
高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。 -
pH測定
分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。 -
全体感応検査
体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。 -
消臭原料生成
臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。 -
消臭実験
検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。 -
洗浄実験
ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。