シナモンのようなニオイの体臭の原因

シナモンのようなニオイの体臭の原因
  • 身体からシナモンのようなニオイがする。。
  • 「シナモンみたいな体臭だね」と言われた。。

そのように感じたり、周りから言われたりしたことはありませんか?

体臭がシナモンっぽいと感じる原因は?

体臭がシナモンっぽいと感じる原因はあるのでしょうか?

シナモン臭の原因物質

シナモンの香りの原因となる物質のうち、

  • シンナムアルデヒド(ケイヒアルデヒド)

  • α-ヘキシルシンナムアルデヒド

という2種類が当社の体臭検査で検知されています。

シンナムアルデヒドは自然界(特に植物のニオイの構成物)として広く見られます。
特にシナモン樹皮から作る製油のうちの半分はこのアルデヒドと言われています。

シンナムアルデヒドはフェニルアラニンというアミノ酸を出発点に生合成されるので、人間の体内での生成も不可能ではありません。

α-ヘキシルシンナムアルデヒドは主にカモミールの製油にも含まれる成分ですが、炊いた白飯からも見られます。
このことから一概に香料として経皮吸収、あるいは吸い込むことによって体内に入るだけとは限りません。


アルデヒド類は体臭検査で頻繁に検出される

シンナムアルデヒドもα-ヘキシルシンナムアルデヒドも、名前の最後に「アルデヒド」と書いてあります。
これらもノナナールやデカナール、ヘキサナール等と同じ物質群のグループです。

基本的には分子内にホルミル基をもつ有機化合物ですが、それぞれ特有のニオイがあります。

アルデヒドは体臭検査でよく検出されるのですが、そのアルデヒドにつきましてはこちらで詳しく解説しています。

刺激感のあるアルデヒド

シンナムアルデヒドのあまり好まれない点として、ニオイの好き嫌いだけではなく「粉っぽい刺激感」も理由の一つです。

刺激のあるアルデヒド類には指定悪臭物質もあります。


  • プロピオンアルデヒド

  • バレルアルデヒド

  • ブチルアルデヒド

  • ペンタナール

  • ブタナール

  • クロトンアルデヒド

などがあげられます。

わずかな量だと鼻がむずむずする程度ですが、増えるとすぐにニオイを伴ってきます。

焦げ臭かったり、甘酸っぱかったり、埃っぽかったり…
これらも体の中で作られる可能性があります。

シンナムアルデヒドの粉っぽい刺激感も、相手によってはPATM的な反応を促す可能性を否定できません。

PATMについてはこちらで詳しく解説しています。

シナモン的な体臭とは?

体臭検査をしていても、まれに「シナモン的だな」と感じる事があります。
「シナモン的」と言っても感じ方は人それぞれで、それを好ましく思う人や逆に嫌なニオイだなと感じる人がいます。

「シナモン」と聞いてもピンと来ない人も多いようです。
例えば、シナモンロールで考えると「甘さと爽やかな刺激感のある良い匂い」と考える人が多いと思います。

また「ニッキ臭」と感じる人もいます。
「ニッキ臭」は、例えば京都のお菓子の八つ橋のようなニオイです。

甘さの中に僅かな苦みと刺激感があり、少し粉っぽい質感のあるニオイが特徴です。

シナモンやニッキのニオイが苦手な人もいる

体臭検査の検体でシナモン臭を感じたときは「いい匂い」と感じたことがあります。
しかしヤフー知恵袋などでは「誰かのシナモン臭のような体臭が不快でたまらない」といった意見もありました。

単純に「嫌いなニオイ」というだけでなく、例えば鼻をムズムズさせる刺激感や、口の中に粉っぽさを感じるような「質感」を嫌がる人もいると考えられます。


本人はシナモン臭の自覚が無い

体臭検査4,000人以上のユーザーのうち、シナモン臭を感じた人はごく僅かで数えてみても10人もいません。

また、実際にシナモン臭を感じるにもかかわらず、本人に「シナモン臭のような体臭」の自覚があった人はゼロでした。

しかし自己申告で「シナモン臭がする」と述べたものの、実際には感応評価上でも物質検出上でも確認されなかったという方は、結構な数みられました。


体臭がシナモンのようになる原因は?

食生活の影響や腸内環境、遺伝的要因で体臭がシナモンのようになることがあります。

食生活の影響

食事内容が体臭に直接影響を与える場合があります。

例えば、スパイス類を多く摂取することにより、それに由来したニオイ物質が分泌されることがあります。

シナモンですと通常の摂取量であれば甘く心地良い香りなのですが、大量に摂取することにより、体臭としての不快なニオイに繋がる可能性もあります。

腸内環境と腸内細菌

腸内環境が悪化していると、腸内細菌のバランスが崩れ、特定の物質が過剰に生成されます。
これが体臭の印象に影響を与えることがあります。

遺伝的要因

遺伝による体質も要因の一つです。
遺伝により一部の人がシナモンっぽい香りを持つ可能性も否定できません。

生合成と表皮での酸化作用

アルデヒド類の体内生合成は当たり前に起こることですので、その中でシンナムアルデヒドが生成されないと断定することはできません。

また、アルデヒド類の前駆物質であるパルミトレイン酸が表皮上での酸化作用によって、様々なアルデヒドが生成されることはエビデンスのある事実です。

つまりたとえ確率が低くても、表皮上での酸化作用によってシナモン臭が発生することがあります。


体臭改善の方法

シナモン臭の改善には、バランスの取れた食生活やスキンケア、ストレスや衣服の管理が大切です。

バランスの取れた食生活

体臭の改善には、バランスの取れた食生活が重要です。

  1. スパイスの摂取を控える
    シナモンやその他のスパイスを多く摂取している場合、控えてみましょう。

  2. 抗酸化食品の摂取
    ビタミンCやEを含む食品(柑橘類、ナッツ類)を摂取することで体内での酸化物質の生成を阻害することが出来ます。

  3. 腸内環境を整える
    発酵食品(ヨーグルト、味噌、キムチなど)や食物繊維を積極的に摂ることで腸内細菌のバランスを改善してくれます。

適切なスキンケア

皮脂の酸化を防ぐため、肌のケアが重要です。

  1. こまめに汗を拭く
    汗を放置すると皮脂が酸化して体臭が強くなります。
    そのためなるべく汗を拭くようにし、外出時にはタオルや制汗シートを使いましょう。

  2. 適切な洗浄
    抗酸化成分を含むボディソープで体を洗いましょう。

  3. 保湿を怠らない
    肌が乾燥すると皮脂分泌が過剰になりやすいので、保湿もしっかりと行った方がいいですね。

ストレス管理

ストレスが多いこと体臭悪化の原因になります。
そのため適度な有酸素運動(ウォーキング、ヨガなど)をしてストレスを軽減させましょう。

また、深呼吸や瞑想を取り入れてみてもいいですね。

衣服の管理

シナモン臭が衣服に残ると、体臭の改善効果が薄れる場合があります。

アルデヒド類は衣類に付着しやすいため、抗菌・消臭効果のある洗剤を使用して徹底的に洗濯を行いましょう。

一般市販性では親油性のアルデヒド類は落としきれずに、衣類に蓄積していきます。
つまりはニオイ物質をたくさん身にまとっているのと同じ状態です。

きちんとした消臭洗濯を行い、無臭の衣類を着ることは一番簡単な体臭改善策になります。


またポリエステルなどの化学繊維は、繊維の形状がスパゲッティの形をしていて、ニオイ物質が浸み込むと除去が難しくなります。

肌に触れる衣類や下着類に関しては、通気性の良い天然繊維100%の衣類を選ぶようにするといいですね。

当社の体臭検査では、「シナモン臭の原因物質」や「発生箇所・強度・ニオイの種類」を特定できます。
体臭検査の流れは以下の通りです。

検査プロセスの流れ

  1. 申込~検査キットが届く
    当サイトからお申込いただきます。
    2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
    ※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。


  1. 検査用Tシャツの着用~返送
    検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
    当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。


  1. 結果到着~実践
    約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
    各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
    検査後のアフターフォローは無料です。
    改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!

体臭検査を申し込んだ方のお声

実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

検査をして正確に判断しよう!

当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。


体臭検査を選ぶと分かること

1)体臭全体の強さ(6段階評価)

2)体臭全体の不快度(6段階評価)

3)タイプを含む体臭全体のイメージ

4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安

5)強度(弱・中・強の3段階評価)

6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ

7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向

8)体臭の改善策

検査の内容

  1. 部分感応検査
    40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。

  2. 部分強度測定
    身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。

  3. ガス検知管検査
    特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。

  4. GCMS臭気物質分析
    高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。

  5. pH測定
    分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。

  6. 全体感応検査
    体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。

  7. 消臭原料生成
    臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。

  8. 消臭実験
    検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。

  9. 洗浄実験
    ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。


 

検査結果と改善プログラムは、データシートで届きます

このような悩みがあるなら体臭検査を実施してみましょう

  • 体からシナモンのニオイがする気がする...

  • お惣菜コーナーに行ってないのにそのようなニオイがした

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