「この人、なんだか感じがいいな」
そう思われる理由のひとつに、“におい”があることをご存じでしょうか?
人は視覚だけでなく、無意識に「におい」からも第一印象を判断しています。
どんなに身だしなみを整えていても、体臭や香りの印象が悪ければ、すべてが台無しになることもあるのです。
体臭が与える第一印象とは
人は出会ってわずか数秒で相手の印象を決めるといわれています。
その中で、実は“におい”が与える影響はとても大きいのです。
清潔感や信頼感にも関わる「体臭」という第一印象のカギについて、見ていきましょう。
においで人の印象が決まる?
私たちは普段、見た目や声のトーンなどで相手の印象を判断しがちですが、「におい」も強力な印象の要素です。
人間は視覚情報に加えて、嗅覚でも相手を評価しています。
特に不快なにおいを感じた瞬間、相手に対する印象は一気にマイナスに傾きます。
初対面の3秒で決まる「清潔感」の正体
「この人、なんとなく清潔そう」と思う感覚の中には、服装や髪型だけでなく、“におい”も大きく関係しています。
たとえ見た目が整っていても、汗や皮脂のにおいが漂ってくると、印象は台無しになってしまうのです。
第一印象のカギは「清潔感」。
その正体の一部は「無臭または心地よい香り」なのです。
年齢相応の体臭
体臭検査では、「見かけ上の体臭タイプ」をお伝えするのも一つの項目。
まあ簡単に言えば第一印象みたいなもの。
その「見かけ上の体臭タイプ」でよく使う表現の中に
「若い世代の女の子特有のニオイ」
「40代男性に在りがちな体臭」
「同性同年代と同様の加齢臭」
などがあります。
私のように年がら年中皆さんの体臭を感応鑑定していると「20代女性に在りがちな体臭」や「50代女性の加齢臭」って、どんなものか分かっていますが、世間一般の認識と合っているのでしょうか?
とギモンに思うことがあります。
ホントに見た目が関係ある話
ニオイは見た目も肝心なときがあります。
例えば酪酸とイソ吉草酸を混ぜて少し酢酸をトッピング。
それを布につけて「ゴルゴンゾーラチーズのニオイ」として治験者に嗅がせると「はは―」とか「なるほどね」と言ってしまいますが、全く同じニオイを新品の靴下につけて「50代男性が履いてました」と言って嗅がせると「ウェー!」とか「吐きそう!」となります。
これが「見かけ」の問題。
少し心理的誘導も入ってますけどね。
さて、同じような実験を「中年男性が履いていた靴下」と「20代男性が履いていた靴下」に置き換えて若い女の子に嗅いでもらいます。
今回は試薬を使わず、実際に中年男性と20代男性に履いてもらった本当の足のニオイでの実験。
若い・中年という背景を伝えずに単純にニオイ判定をさせた時には、若い男性が履いた靴下の方がクサイという検体です。
若い女の子には、それぞれ「あのおじさんが履いた靴下」と「あっちのイケメン男子が履いた靴下」と、イメージつけします。
すると、あら不思議。100%の確率で「おじさんの靴下の方がクサイ」となる。
これが見かけの印象の「嗅覚誘導」です。
見かけを気にすることが体臭改善にもつながる
うちのユーザーさんには、その辺りの「見かけを気にしない」という気配があれば、必ず是正するように指導します。
例えば、頭皮臭検査のために枕カバーを送ってもらうのですが、こちらの指定は「3日以上使用する」としているのですが、たまに「2か月使っている」枕カバーを送るなんていう方も居ます。
そこには、生活環境と一言では言い切れない、「ズボラ感」を感じます。
そういう方には、見た目の身綺麗さに問題がないか更にリサーチします。
すると、そこに1番の問題がある場合も残念ながらあります。
自分のにおいに気づけない理由
体臭に悩んでいる人も、そうでない人も、自分のにおいには意外と気づきにくいもの。
なぜなら、嗅覚には「慣れ」という特性があるからです。
嗅覚の慣れと「スメルハラスメント」
私たちの嗅覚は、あるにおいに長時間さらされると、それに慣れてしまい気づけなくなる特徴があります。
つまり、自分自身の体臭には「気づきにくい」のです。
これが、いわゆる「スメハラ(スメルハラスメント)」を無自覚に引き起こす原因となります。
他人はどう感じているのか?リアルな声
自分では気にならない汗のにおいや、柔軟剤の香りでも、他人にとっては「きつすぎる」と感じられていることも。
SNSや口コミでも「職場での香水が強すぎて集中できない」「電車で隣の人の体臭が…」という声が少なくありません。他人の鼻は想像以上に敏感です。
印象をよくする「におい」のマナー
「いい香りを身にまとう=好印象」と思っていませんか?
実は、香りの強さや使い方によっては、かえってマイナスな印象を与えることもあります。
香水・柔軟剤は好印象?逆効果?
よい香りを身にまとうことは、印象アップに効果的です。
しかし、量やシーンを間違えると逆効果になってしまいます。
特に香水は、つけすぎると「香害」となり、周囲に不快感を与えるリスクがあります。
香りは“ほのか”が基本です。
職場・通勤・デートでの香りの使い分け
TPOに合わせて香りを使い分けることが大人のマナーです。
職場では無香または微香タイプのデオドラントがおすすめ。
通勤電車など密閉空間では、香りは控えめに。
デートでは自分の印象に合った香りを選び、肌ではなく足首など、動くたびにふわっと香る位置につけると好印象です。
年齢や性別などの情報があると専門家でも振り回される可能性がある
体臭検査の検体を感応するとき、私ももう一人の検査員も「年齢・性別」を知らないという状況で行います。
私たちのように日々体臭の奥底を浚うような仕事をしていても、印象操作の魔の手から逃れ得ません。
知っていれば、やっぱり若い女の事の方を優遇して、例えば体臭強度レベルに手心を加えたりしてしまいます。
しかしそれは、決して良い結果をもたらしません。
少なくとも検査している検査員と、ユーザーご本人だけは、第三者が感じ得る「絶対多数」の体臭印象を知っておかなければいけません。
それを知ることで一時的に傷つく場合もあります。
けれど「検査時点の体臭タイプ」や「検査時点での体臭強度」は、あくまでも検査時点でのモノ。
全ての検査が終了した暁には、それを「よいもの」にするための改善策が明確になります。
それらを実践することで、ヒトによっては短期間に劇的な改善を見ることもあります。
また、たとえ時間がかかろうとも、誰しもが必ず改善していきます。
また「同性同年代と比べて強くも悪くもない」という結果が出るユーザーさんもたくさんいらっしゃいます。
それを知ることによって、疑心暗鬼なココロを駆逐して、明るい毎日が過ごせるようになるはず。
だから、良かれ悪かれ自分自身の状態を明確に知るということが大事です。
自分の体臭と怖がらずに正面から向き合いましょう。
もし体臭検査を受けるのであれば、以下の通りにお申し込みください。
検査プロセスの流れ
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申込~検査キットが届く
当サイトからお申込いただきます。
2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。
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検査用Tシャツの着用~返送
検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。
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結果到着~実践
約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
検査後のアフターフォローは無料です。
改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!
体臭検査を申し込んだ方のお声
実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
検査をして正確に判断しよう!
当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。
体臭検査を選ぶと分かること
1)体臭全体の強さ(6段階評価)
2)体臭全体の不快度(6段階評価)
3)タイプを含む体臭全体のイメージ
4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安
5)強度(弱・中・強の3段階評価)
6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ
7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向
8)体臭の改善策
検査の内容
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部分感応検査
40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。 -
部分強度測定
身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。 -
ガス検知管検査
特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。 -
GCMS臭気物質分析
高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。 -
pH測定
分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。 -
全体感応検査
体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。 -
消臭原料生成
臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。 -
消臭実験
検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。 -
洗浄実験
ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。