体臭検査の結果を受け取ると、「体臭の強さ6段階中3」「原因物質の強度は中」といった数字や言葉が並びます。
しかしこの数字が何を意味するのか、どこを優先して読めばいいのかは、説明がないとなかなか分かりません。
実は同じ「強度」でも体の部位ごとの数字と、原因物質ごとの数字では読み方が違います。
さらに、ある物質が検出されても量次第で体臭の印象は大きく変わります。
長年体臭検査を行ってきた当社が、結果報告書のどこをどう見れば自分の体臭を正しく理解できるのか説明します。

体臭の「強さ」と「不快度」は6段階で表す
当社の体臭検査では、「あなたの体臭の強さと不快度は6段階中いくつです」という形でお伝えしています。
あわせて「第三者接近限界距離」、つまり他人がどれくらい近づくとあなたの体臭を感じるか、という距離もお伝えしています。
強さの6段階は、
-
0が無臭
-
1が微臭
-
2が弱臭
-
3が中臭
-
4が強臭
-
5が強烈臭
です。
これは公的な臭気判定で使われる臭気官能試験法の区分をそのまま採用しています。
体臭を気にしていない一般的な人は、だいたい強度0〜1におさまります。
大事なのは、強さは「臭いの種類」とは関係なく判定されるという点です。
きついタイプの体臭でも、それほど嫌がられない種類の体臭でも、同じ土俵で「強さ」だけを測ります。
まず世の中の誰もが「臭わない」と感じるほど弱ければゼロ、というところを出発点にしているのです。
不快度も6段階で、0が快、5が強烈に不快です。
こちらは「どれだけ嫌な気持ちになる臭いか」を表します。
強さと不快度は別物で、強くても不快度が低い体臭もあれば、その逆もあります。
体の部位ごとにも強度・不快度を出す
強さと不快度は、体全体だけでなく部位ごとにも判定します。
右脇、左脇、胸元、へそ周り、襟の前後、背中などに分けて、それぞれの強度と不快度を測ります。
どこが強く出ているかが分かると、対策する場所がはっきりします。
左利きの人は左脇のワキガ臭が強いことが多い
部位ごとに見ていくと、面白い傾向が出ることがあります。
ワキガというと脇の下が最大のポイントなのは多くの人がご存じですが、実はワキガにも右利き・左利きの差が出ます。
当社の検査経験では、右利きの人は右脇、左利きの人は左脇のワキガ臭が強い場合が多いのです。
自律神経の発達具合や腕を使う頻度などが関係しているようですが、これが占いのように当たります。
左脇のほうがやや強い方の依頼表を見ると、筆圧などから左利き特有の筆跡になっていることが多く、書類だけで利き手が分かってしまうほどです。
原因物質は「種類」「物質名」「強度」で報告する
検査では、着用していただいた専用Tシャツのニオイが強い部分を切り取り、GCMSという精密機器にかけて、どんな臭気物質が出ているかを調べます。
検出される物質はかなり多く、少ない人でも20種類ほど、そのうち体臭に関わるものが10〜15種類ほど判明します。
多い人では60〜70種類が検出され、体臭成分だけで20〜30種類になることもあります。
あまりに多いと分かりにくく見ただけで気が滅入ってしまうため、体臭のタイプに影響せず、増えても悪化の心配がない無害な物質は省いて報告することもあります。
報告書では、これらの物質をグループに分けて「この物質群はこんなタイプのニオイを出します」とお伝えし、それぞれが体臭全体にどれだけ寄与しているかを強・中・弱の3段階で示します。
これが原因物質欄の強度判定です。
肝心なのは「全体への影響度」
ここで大切なのは、その物質グループが体臭全体にどれだけ影響しているか、という度合いです。
有名な例がノネナールです。
これはいわゆる「おじさん臭」「加齢臭」の原因となる、カメムシのような臭いを出す物質です。
資生堂の研究で1999年に加齢臭の原因物質として発表されたことで知られています。
ノネナールはとても閾値が低く、ほんの少しあるだけで強烈に臭って感じられます。
面白いのは、量によって感じ方が変わることです。
ごく少量だと「カメムシ」ではなく「パクチー」や「スイカの皮」「キュウリ」のような青臭さに感じられることもあります。
実際、カメムシとパクチーは香りの構成成分が似ていることが指摘されています。
このカメムシからスイカの皮まで変化するタイプを、当社では青臭い臭気グループと呼んでいます。
甘酸っぱい良い匂いも、量が増えると青臭くなる
同じ青臭い臭気の仲間にヘキサナールという物質があります。
これは閾値がそれほど低くなく、少量なら甘酸っぱい完熟果実のように感じられますが、量が多くなるとノネナールが少ないときのキュウリのような青臭さに近づきます。
つまり物質単体の評価だけでは判断できません。
体臭は「全体として第三者にどう感じられるか」が問題だからです。
ノネナールが検出されても感じ取れないほど少なければ気にする必要はありません。
逆にヘキサナールが大量にあれば、甘酸っぱい印象とはかけ離れた、おじさん的な体臭として受け取られてしまうこともあります。
物質ごとの強弱が、体臭全体の印象を左右する
報告書の「臭いの種類」「原因物質」「強度」の欄は、以下のように読みます。
たとえば「青臭い/ヘキサナール・メチルヘプテノン/強度(中)」とあれば、青臭さが体臭の構成要素として中くらい影響していると考えます。
「動物臭/2-エチルフェノール/強度(弱)」とあれば、動物的な臭いを出す可能性はあるけれど、今の体臭にはあまり影響していないと捉えます。
ただし、この欄はあくまで3段階評価です。
弱の評価でも、ワキガ臭などの場合は体臭に大きく関わることがあります。
ですので難しく考えすぎず、報告書の最初に書かれている体臭イメージや、それに対する改善方法を優先して見てください。
物質分析は、あくまでその補足説明として捉えるとよいでしょう。
体臭は、その時の体調や原因によって表情を変えます。
けれど検査で検出された物質は、またいつでも顔をのぞかせる可能性があります。
そのことを忘れずに、提示された改善策を続けることが大切です。
数字の意味が分かれば対策が見えてくる
体臭検査の結果は、強さと不快度の6段階評価で「全体のレベル」をつかみます。
そして部位ごとの数字で「どこが強いか」を知り、原因物質の強度で「何が影響しているか」を読み解きます。
ただし原因物質は3段階の補足情報なので、まずは報告書の体臭イメージと改善方法を優先して見るのがコツです。
数字や物質名だけを見ると不安になりがちですが、一つひとつの意味が分かれば、自分の体臭がどういうものかを冷静に理解できます。
そして理解できれば、どこにどんな対策をすればいいのかも見えてきます。
自分の体臭が今どのレベルで、何が原因になっているのかを正確に知りたい方は、専門的な検査で調べてみるのがおすすめです。
検査は自宅で受けられ、申し込みから結果が届くまでの流れもシンプルです。
検査プロセスの流れ
-
申込~検査キットが届く
当サイトからお申込いただきます。
2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。
-
検査用Tシャツの着用~返送
検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。
-
結果到着~実践
約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
検査後のアフターフォローは無料です。
改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!
体臭検査を申し込んだ方のお声
実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
検査をして正確に判断しよう!
当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。
体臭検査を選ぶと分かること
1)体臭全体の強さ(6段階評価)
2)体臭全体の不快度(6段階評価)
3)タイプを含む体臭全体のイメージ
4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安
5)強度(弱・中・強の3段階評価)
6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ
7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向
8)体臭の改善策
検査の内容
-
部分感応検査
40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。 -
部分強度測定
身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。 -
ガス検知管検査
特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。 -
GCMS臭気物質分析
高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。 -
pH測定
分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。 -
全体感応検査
体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。 -
消臭原料生成
臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。 -
消臭実験
検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。 -
洗浄実験
ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。
検査結果と改善プログラムは、データシートで届きます
