「顔がなんか臭う…?」気になる“顔のニオイ”の原因と対策とは

「顔がなんか臭う…?」気になる“顔のニオイ”の原因と対策とは

「なんだか顔が臭う気がする…」

自分では気づきにくいけれど、ふとした瞬間に気になる「顔のニオイ」。

汗や皮脂の多いTゾーンや口元、マスク生活の影響など、顔にもニオイの原因はたくさん潜んでいます。

顔のニオイが気になるのはどんなとき?

顔のニオイは普段あまり意識しませんが、ふとした瞬間に気になることがあります。
特に多いのは「マスクを外したとき」「寝起き」「夕方の皮脂が浮いてくる時間帯」など。

自分の息がこもる環境皮脂の分泌が活発になるタイミングで、「あれ?ちょっとくさいかも…」と感じる方が多いようです。

また、人と近距離で会話する場面や、美容院でシャンプーを受けているときなど、他人との距離が近くなるシチュエーションでも不安を感じやすくなります。


「マスクを外した瞬間」に感じる違和感

マスク生活が続いた今、「マスクを外した瞬間に自分の顔のニオイに気づいた」という人が増えています。

特に鼻の下や口まわりにこもった空気がこもることで、普段は気づかない自分の皮脂や呼気、細菌のニオイに敏感になります。

寝起き・夕方に顔がくさい…それは皮脂の酸化?

朝起きたときや、仕事終わりの夕方に「顔がなんとなく臭う」と感じることはありませんか?

それは、寝ている間や一日中かいた汗・皮脂が酸化し、独特のニオイに変化しているためです。
皮脂が長時間肌に残ると、空気中の酸素と反応して“酸化臭”を放ちやすくなります。


顔が臭う主な原因とは?

顔からニオイが出るなんて…と驚くかもしれませんが、実は顔も立派な「ニオイの発生源」です。
汗や皮脂が多く分泌される部位でありながら、意外とケアが行き届いていないのが顔まわり。

ニオイの原因はひとつではなく、いくつかの要素が重なり合って強く感じられるようになります。


皮脂の酸化と常在菌の働き

顔の皮脂は、肌を守る大切なバリア機能の一つですが、過剰に分泌された皮脂が常在菌によって分解されると、臭いのもとになる脂肪酸が発生します。

これが「顔のニオイ」の主な原因です。

鼻の下・口まわりの細菌繁殖

顔の中でも特にニオイが発生しやすいのが、鼻の下や口のまわり。
ここは唾液や呼気、食べ物のカスが付着しやすく、細菌が繁殖しやすいエリアです。

洗顔不足や洗いすぎのバランス崩壊

清潔にしようと洗顔を頑張りすぎると、逆に皮脂を落としすぎて肌が乾燥し、皮脂が過剰に分泌されるという悪循環に陥ることも。

洗顔不足・洗いすぎのどちらも顔のニオイの原因になります。


実は細菌が原因かも?


黄色ブドウ球菌という細菌がいます。
ありふれた、どこにでも存在する菌です。

大腸に住み着けば、腸内悪玉菌と呼ばれ、皮膚に住み着けば皮脂臭の原因となる。


黄色ブドウ球菌は、爆発的に増殖すると食中毒の原因になる細菌です。
これは酸素があっても無くても増えますし、50℃の環境でもそう簡単には死にません。
例えば腸内などの良い環境では爆発的に増殖します。


黄色ブドウ球菌は存在環境内に適当な水分と適当な塩分があると、それを材料に「エンテロトキシン」という毒素を出すんですが、それが食中毒の原因となります。

この毒は100℃で30分加熱しても毒性を失わないというから始末に負えません。
特に人が食べるのにちょうど良い塩分濃度だと、エンテロトキシンが作られやすくなるらしいので、一日放っておいたおにぎりやスープ、おかずの中には、毒素が充満しているかもしれません。

肌の上でのブドウ球菌同士の戦い

普通、肌のpHが弱酸性に保たれていると、表皮ブドウ球菌といういわゆる肌の「善玉菌」が優勢のはずです。

表皮ブドウ球菌は酸性環境を好み、また窒素化合物や硫黄系化合物などを摂りこんだりしないので、その排出物がクサいという事はあまりありません。
だから表皮や体臭に対しての「善玉菌」というわけです。
腸内で言うところの乳酸菌やビフィズス菌と言ったところです。


肌理が整い、弱酸性を保っているのなら、その表皮ブドウ球菌がバリアのように全身を包み込んでくれているので悪玉菌を寄せ付けません。


体臭検査では、必ずpH測定をします。
そして、
「アナタの肌はアルカリに近い中性だから雑菌繁殖の可能性があります。だから殺菌効果のある『この石鹸』を使って下さい。」
「肌のpHは弱酸性で雑菌繁殖は無さそうです。皮脂除去だけ頑張りましょう」
と言う所見を付けて、表皮ケアのご指導をするわけですが、その「雑菌繁殖」の中に「表皮ブドウ球菌」は入っていません。

肌の上だって、善玉菌優勢ならニオイの問題はない

悪玉菌はいない方が良いと考えて、何でもかんでも殺菌すればよいという事ではありません。
状況によっては善玉菌も殲滅してしまうという結果にもなりかねないからです。

だから不要な殺菌はいけません。
いつもいつも殺菌剤に頼ってばかりではダメってことです。


少し脅かしましたが、実際は健康な肌の場合は表皮ブドウ球菌の方が圧倒的に多いので、多少殺菌してもそれが悪い方向には進みません。
空白部分に表皮ブドウ球菌が侵攻してバリアを張ってくれれば良いわけですからね。


顔臭と黄色ブドウ球菌

実際に、顔臭の原因が黄色ブドウ球菌だと、言い切っているわけではないのですが、関係はあります。

実は人体の中で一番黄色ブドウ球菌が蔓延っているのは、「鼻の孔」と「鼻前庭」と言われる鼻の孔回りなんだそうです。
だから小鼻辺りに皮脂が多く分泌されると、それを餌に鼻回りの黄色ブドウ球菌がニオイ物質を作るかもし知れないということです。


さて、ニオイ物質も原材料としての「元素」がないと、そこに雑菌が関与しても特定のニオイ物質は作られません。
例えば、窒素系の物質、例えばアミン類等は窒素、あるいは最も組成の簡単な(という事は他の窒素系化合物の原料となりうる)アンモニア等が無いと複雑な物質のモノは作られません。


皮脂に窒素系材料があって、そこに雑菌があって、適当な環境条件があるから、窒素系の悪質なニオイが顔の周りでも組成される可能性があるという事です。

食生活や体内環境も関係あり

顔のニオイは外からの要因だけではありません。
実は、体の内側の状態も大きく関係しています。

脂質の多い食事や、アルコール・糖分の過剰摂取は皮脂の分泌を活発にし、ニオイの元となる皮脂酸化を招きます。


また、便秘や肝機能の低下、ホルモンバランスの乱れなども体内の老廃物処理を滞らせ、体全体からニオイを放ちやすくなることもあります。

顔もまた“排出器官”の一部であることを意識して、食生活の見直しや腸内環境の改善も大切です。


動物性脂肪や糖質の多い食事

脂っこい食事や甘い物の過剰摂取は、皮脂腺を刺激し皮脂の分泌を増やします。
これにより、顔のニオイが強くなるリスクも高まります。

特に肉中心の食事が続くと、体臭全体がきつくなりやすい傾向があります。

内臓疲れやホルモンバランスの乱れ

内臓機能が低下したり、ホルモンバランスが崩れると、老廃物の排出がうまくいかず、皮膚を通してニオイ物質が出てきやすくなります。

女性の場合は生理前後にホルモンバランスが乱れやすく、顔の皮脂が増えてニオイも感じやすくなります。

今日からできる顔のニオイ対策

まず見直したいのが「洗顔方法」です。
洗いすぎると皮脂バランスが乱れますが、不十分だと汚れが残ってしまい、菌の繁殖を招きます。
朝晩2回、優しく泡で洗い、ぬるま湯でしっかりすすぐことを心がけましょう。


また、抗菌・消臭成分のあるスキンケア用品の導入や、食事や生活習慣の改善忘れずに行うことが大切です。


正しい洗顔・保湿の見直し

1日2回の洗顔と、適度な保湿が基本です。
皮脂を落としすぎず、肌のバリア機能を守るケアを心がけましょう。
スクラブや洗浄力の強すぎる洗顔料は逆効果になる場合もあるので注意が必要です。

抗菌・消臭効果のある成分を取り入れる

ティーツリーやミョウバン、チャ葉エキスなどの天然の抗菌・消臭成分が入ったスキンケア商品を使うことで、顔のニオイの発生を抑える手助けになります。

食事や生活習慣の改善も忘れずに

野菜中心の食事や、腸内環境を整える発酵食品などを積極的に取り入れ、体の内側からケアしていきましょう。

ストレスや睡眠不足も皮脂分泌やホルモンバランスに影響を与えるので、生活習慣の見直しは欠かせません。

顔のニオイが強いときはどうする?

日常のケアをしていても、顔のニオイが強く出てしまう場合は、体質的な原因が隠れていることもあります。
とくにアンモニア臭や雑巾のようなニオイがする場合、内臓疲労や腸内環境の悪化が疑われることも。

そんなときは、皮膚のpHや分泌物の傾向を知る「体臭タイプの検査」を受けるのもおすすめです。
原因が明確になれば対策の的が絞れますし、余計なケアで肌を傷めるリスクも防げます。


他人の反応で気づくことも

自分では慣れて気づきにくい顔のニオイですが、周囲の人が距離をとったり、顔を背けたりすることで気づくケースもあります。

人と接する職業の方ほど、こうしたニオイ対策は大切です。

気になるなら検査でタイプを知るのが近道

ニオイが気になる場合は、体臭のタイプを検査してみるのも一つの方法です。
皮脂の性質やニオイの原因を知ることで、より効果的な対策が取れるようになります。


もし体臭検査を受けるのであれば、以下の通りにお申し込みください。

検査プロセスの流れ

  1. 申込~検査キットが届く
    当サイトからお申込いただきます。
    2〜3日で検査用Tシャツや問診票などが入った「検査キット」が届きます。
    ※中身が分からない様に、無地の段ボールでお送りします。

  1. 検査用Tシャツの着用~返送
    検査用Tシャツを24時間着用いただき、キット内の密封袋に入れ、指定された私服や問診票と共に当社までご返送ください。
    当社までのキット返送はお客様負担でお願いいたします。

  1. 結果到着~実践
    約2~3週間で、検査結果データ・体臭改善マニュアル・体臭改善アイテムがご自宅に届きます。
    各マニュアルや消臭アイテムで体臭対策を実施し、根本解決を目指します。
    検査後のアフターフォローは無料です。
    改善の実感が掴めるまで徹底サポートいたします!

体臭検査を申し込んだ方のお声

実際にご利用いただいたお客様の声を一部ご紹介いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。

検査をして正確に判断しよう!

当社の体臭検査では、単に調べるだけではありません。
お一人おひとりに合わせた改善プログラムを丁寧にご提案いたします。

体臭検査を選ぶと分かること

1)体臭全体の強さ(6段階評価)

2)体臭全体の不快度(6段階評価)

3)タイプを含む体臭全体のイメージ

4)接近限界距離(0.5m~数m)どれだけ離れている人まで体臭が感知されてしまうかの目安

5)強度(弱・中・強の3段階評価)

6)体臭の発生場所と、それぞれの強度・不快度及びニオイのイメージ

7)体臭の原因物質と物質ごとのニオイ傾向

8)体臭の改善策

検査の内容

  1. 部分感応検査
    40℃に加熱した液体を直接嗅いでニオイの「質」を調べます。

  2. 部分強度測定
    身体の部分ごとの臭い強度を数値化して測定します。

  3. ガス検知管検査
    特定悪臭物質を選定して、1つずつ有無を調べます。

  4. GCMS臭気物質分析
    高性能専門機器を使用して体臭の原因となる臭い物質の種類と量を測定します。

  5. pH測定
    分泌物のpHから、表皮状態や雑菌の有無を考察します。

  6. 全体感応検査
    体臭全体の強さや印象、および体臭の到達距離を測定します。

  7. 消臭原料生成
    臭気物質に合わせた消臭成分を選定して消臭原料を製造します。

  8. 消臭実験
    検査用Tシャツをサンプルにして消臭効果の実証実験を行います。

  9. 洗浄実験
    ユーザーの私物をサンプルにして、洗濯時の消臭効果実験を行います。

 

検査結果と改善プログラムは、データシートで届きます

このような悩みがあるなら体臭検査を実施してみましょう

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